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大人のおねしょ、夜尿症で困っていませんか?

便器

おねしょや夜尿症は子どもだけではなく大人でもおこります。

大人でも症状を起こす場合があります。夜尿症には症状が出始めた期間によって分けられ、一次性夜尿症(生来型)と二次性夜尿症(獲得型)の二種類があります。

 

一次性夜尿症とは、4歳までのお子様で、赤ちゃんの頃からずっと治らず続いている夜尿症のことで、身体の発達が遅れていることが起因していると言われています。

夜尿症を患うほとんどの人が一次性夜尿症で、発育が進むに連れて自然に治ることが多いです。


二次性夜尿症とは、排尿機能(排尿メカニズム)を獲得した後や、一度治っていた夜尿症が半年〜1年以上の間隔を開けて再発する場合を言います。

 

また、5歳以上の年齢で夜尿の症状が出る場合も二次性夜尿症となります。


夜尿症を患っている人のうち、二次性夜尿症の人は2割程度ですが、成人以降に発症してしまい、長い間症状が改善されない大人もいます。


大人の夜尿症は子どもとは違い発達不足が原因となるものではなく、心的ストレスや臓器疾患が主な原因とされています。

 

大人の夜尿症の原因

成人後に発症した大人の夜尿症(おねしょ)は二次性夜尿症が多く、その大きな原因は心因性のものだと言われています。

 

過度の緊張状態や持続的なストレスを受けていると自律神経に影響し、夜尿症を発症すると言われています。


また、心因性以外の原因では、糖尿病や臓器疾患、睡眠障害、飲酒、加齢などが挙げられます。


男性では前立腺の炎症、女性では出産を機に発症することもあります。二次性夜尿症の場合は原因をきちんと調べることにより早期改善に繋がるので、原因をしっかり調べましょう。

 

心的ストレス・疲労からくるおねしょ

ストレス大人の夜尿症の大きな原因といわれているのが、心的ストレスや疲労です。

排尿は自律神経によって調節されていますが、ストレスにより身体の自律神経が乱れると、正常な働きをせず、夜尿症を引き起こすと言われています。

糖尿病 糖尿病の主な症状の一つに多尿があります。

 



 

身体臓器の異常

尿道括約筋や骨盤底筋などの尿道を締める筋肉、腎臓や膀胱または膀胱周辺の骨盤内蔵に何らかの異常がある場合は夜尿症になる可能性があると言われています。

 

このような基礎疾患は、夜尿症だけではなく、昼間夜尿症や尿失禁など日常的に尿漏れが起きたり、遺糞などの排泄障害を起こす場合もあります。

 

 

睡眠時無呼吸症候群

無呼吸状態になるとナトリウム利尿ペプチドと呼ばれる物質が体内に放出され、夜間尿量が増えてしまい、夜尿を引き起こします。

 

睡眠時無呼吸症候群が原因となる夜尿症の場合には、アデノイドの切除や口蓋扁桃摘出の手術など適切な治療が必要になります。

 

 

睡眠薬の影響

睡眠薬の投薬を受けている場合、睡眠薬が効きすぎてしまい、尿意を催しても目が覚めず、そのまま無意識の内に排尿してしまうことがあります。

 

 

飲酒の影響

飲酒の影響過剰なアルコールを摂取した後に就寝すると、睡眠薬の影響と同様に睡眠が深くなり、尿意を催しても目が覚めず、無意識の内に排尿してしまうことがあります。

 

また、アルコールは利尿効果があるので多尿となり、夜尿の原因にもなります。

 

 

前立腺の炎症

前立腺炎など泌尿器系の疾患を発症すると夜間頻尿や尿失禁などの排尿障害がおこり、夜尿することがあります。

 

 

出産

出産する人出産後に女性が夜尿症になる場合があります。小さい赤ちゃんの世話は昼夜を問わないので、睡眠リムズが乱れ、寝不足や育児ストレスによる自律神経の乱れが夜尿症を起こすと言われています。

 

また、妊娠中は骨盤底筋が緩るんだり損傷したりと不安定になることや妊娠・出産によるホルモンバランスの崩れによって排尿を抑制できなくなることも一因です。

 

骨盤底筋が不安定になると日常的に頻尿や尿漏れが起きやすくなります。

 

ホルモンバランスの乱れでおしっこがもれちゃわないように、プラセンタ注射などで治療するのもよいでしょう。

 

加齢

加齢により腎臓の尿濃縮力が低下し、尿量が増えます。

 

また、骨盤底筋力も低下するので、排尿抑制が難しく、尿漏れしやすくなります。


そして、大人のおねしょを治療するにはこんなにつらい・・